起案の背景と思い
「起案者のエピソード」
本事業は、起案者自身の実体験から生まれました。出産後、慣れない育児に追われる毎日の中で、久しぶりに夫へ子どもを預け、一人で立ち寄ったカフェで1杯のコーヒーを飲んだ際、なぜか涙があふれたと言います。その時初めて、自分が思っていた以上に心も体も疲弊していたことに気づき、「頑張るお母さんたちが、もっと気軽に休み、頼り、自分自身を大切にできる社会を作りたい」と強く感じたことが事業の原点です。
「事業背景について」
出産は大きな喜びである一方、家族の生活や心身に大きな変化をもたらします。私たちがこの事業を立ち上げた背景には、主に2つの社会課題があります。
1.産後うつという深刻な社会課題
日本では、女性の10人に1人以上が産後うつを経験するといわれています。また近年は、男性の育児参加が進む中で、父親も11人に1人が産後うつのリスクを抱えているとされています。慣れない育児への不安、睡眠不足、生活環境の変化、夫婦関係の変化などが重なり、本来は幸せなはずの出産が、家族全体の心身の健康に影響を及ぼすケースも少なくありません。
2.日本における産後ケア利用率の低さ
産後ケアは、出産後の母親の心と体を支え、安心して子育てができる環境を整えるために非常に重要なサービスです。しかし、母子支援制度が充実しているフィンランドでは利用率99.8%、韓国では81.2%であるのに対し、日本の産後ケア利用率は令和4年度時点で10.9%にとどまっています。近年は利用者も増え、産後ケアの認知度は高まりつつあります。しかし、「利用してみたいけれど利用できない」「必要だと感じても一歩を踏み出せない」という方が多いのが現状です。
「産後ケア利用を妨げる3つの壁」
私たちは、これまでのママへのインタビューを通じて、「お金も時間も自分の為に使ってはいけないと思い込んでいる」ママ達の声から、産後ケア利用を妨げる主な要因として、3つの壁があることがわかりました。
◆心理的な壁
「子育ては自分で頑張るべき」「人に頼るのは申し訳ない」という思いから、支援を受けることにためらいを感じる方がいます。Become Mommyでは、産後ケアを“ギフト”として贈る仕組みを提供することで、「せっかくだから利用してみよう」という前向きなきっかけをつくります。
◆経済的な壁
出産後は育児用品や医療費などの出費が増え、自分自身のケアにお金をかけることを後回しにしてしまう方も少なくありません。Become Mommyでは、企業や個人からのギフトとして産後ケアを届けることで、経済的な負担を軽減し、質の高いケアを受けられる環境を提供します。
◆身体的な壁
赤ちゃんとの外出は、おむつや授乳用品など多くの荷物が必要です。また、「移動中に赤ちゃんが泣いてしまったらどうしよう」という不安もあります。Become Mommyでは、送迎付きプランや訪問型サービスを取り入れることで、外出の負担を減らし、より気軽に産後ケアを利用できる仕組みを目指しています。
Become Mommyは、産後ケアを特別な人だけのものではなく、「出産したすべての家族にとって当たり前の選択肢」にしたいと考えています。誰かに頼ることを我慢しなくていい。休むことに罪悪感を持たなくていい。そんな社会を実現するために、私たちは産後ケアの新しい形を届けていきます。
関係者コメント
■参画企業からのコメント
株式会社Simplee 代表取締役CEO 諏訪 実奈未 氏
「Simpleeでは、子育てを理由に仕事や旅先での体験をあきらめない社会を目指し、シッターを派遣する託児サービスを提供しています。BecomeMommyでSimpleeのプランをご利用いただくことで、女性は育児をするものというイメージを払しょくし、『子育ても挑戦も楽しむ社会』『コト消費、ビジネスをあきらめない社会』を実現します。」
今後どうしていきたいか
産前産後のママが安心して相談できる場所、産後事業と言ったらJTB!子育ての常識を更新し、「頼り合える社会インフラ」を創る
出産は喜びにあふれる一方、誰にも言えない不安や孤独と向き合う時間でもあります。私たちは、そんな産前産後のママが「ひとりじゃない」と感じられる社会インフラを創ります。心身が満たされ、安心して頼れる環境があることは、女性が出産後も前向きに職場復帰する大きなきっかけになると信じています。JTBが持つ企業・自治体とのネットワークを活かして産後ケア施設と利用者を繋ぎ、「誰かを頼りながらの子育て」が当たり前の文化を目指します。すべての家族の笑顔を支えることが私たちの使命です。
産前産後のママが安心して相談できる場所、産後事業と言ったらJTB!「ひとりじゃない」と感じられる社会をつくるために
出産は喜びにあふれる一方、誰にも言えない不安や孤独と向き合う時間でもあります。私たちは、そんな時にそっと寄り添える存在でありたいと考えています。産前産後のママや家族が安心して相談できる場所として、「産後事業といえばJTB」と思い浮かべていただける未来を目指しています。一人でも多くの女性が、自分を大切にしながら安心して子育てや仕事復帰に向き合えるように。Become Mommyを通じて、すべての家族の笑顔を支えていきたいと考えています。
関連URL
プレスリリース・ニュースリリース:JTBニュースリリース
260708:JTBニュースリリース_産後ケア体験ギフト「BecomeMommy」.pdf
プレスリリース・ニュースリリース:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001586.000031978.html
日本経済新聞
JTB、産後ケア体験ギフト事業に参入し「BecomeMommy(ビカムマミー)」を提供開始 - 日本経済新聞
BabyTechニュース
JTBが産後ケア体験ギフト「BecomeMommy」提供開始 出産祝いの新定番に | BabyTech.jp / ベビーテック.jp
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